賞味期限切れの卵が冷蔵庫から!!2週間前の物でも食べられる!?
卵の賞味期限が切れるのって早いですよね。でも賞味期限が切れた
からと言って、すぐに処分するのはもったいない。
たとえば、賞味期限が2週間切れてしまった卵は食べられるのか、
知っていますか?
結局、賞味期限切れの卵は食べられるのか、よく知らないという人は
意外と多いもの。
そこで、今回の記事では、賞味期限が2週間切れた卵(の状態)について
ご説明いたします。
結論からいうと、何日か賞味期限が切れてしまっても、食べることはできます。
しかし、保存状態や加熱の有無により、一概に「安心して」食べることができる
とは言えない、ということになります。
卵は賞味期限が2週間切れても食べられる?
卵の賞味期限は約2週間、と短いので、すぐ傷んだり腐ったりする、
というイメージがありますよね。
でも実は、卵は日持ちがいい食品です。
卵の殻と膜には、雑菌の侵入を防ぐ構造が備わっています。また、
殺菌力のあるリゾチームという酵素が含まれています。
平成11年、食品衛生法施行規則の改定によって義務化された卵の
賞味期限表示は「生食できる期限」を示したものです。
仮に2週間程度賞味期限が切れてしまっても、適切に保存されていたもの
であれば、加熱をすれば一定期間食べることができます。
賞味期限切れの卵を割って状態を確認して、「食べても問題はない」
と判断した場合、必ず加熱調理するのがポイントです。
卵の最適な保存方法
まず、最適な卵の保存方法とは、冷蔵庫での保存です。
卵を冷蔵庫で保存する理由は、雑菌の繁殖を抑えるためです。
10℃以下であれば、サルモネラ菌が繁殖せず長期保存ができると
されています。
温度変化によって殻の表面が結露すると、サルモネラ菌などの雑菌が
繁殖しやすくなります。結露を防止するためには、温度変化をなくす
ことが必要です。
一般家庭のような環境では、温度変化が大きくなるので、常温保存には
向いていません。
また、賞味期限は季節によっても異なるんです。
卵の賞味期限は季節ごとの平均気温を元に決められていて、夏は短く、
冬は長く設定されています。
春・秋(4~6月、10~11月)→産卵後25日以内
夏(7~9月)→産卵後16日以内
冬(12~3月)→産卵後57日以内
傷んだ卵の見分け方
腐った卵は割ると、黄身と白身が混ざった状態になります。
新鮮な卵は無臭で、雑菌が繁殖してくると、硫黄のような異臭が
発生します。
いかにも、食べたらお腹を下しそうな状態です。
また、新鮮な卵は黄身と白身が殻の中に詰まっているので、
振っても無音です。
対して、古い卵は、殻の中の空気が増えてきて、振った時に
中身が動いて音がします。
そして空気が増えた分、新鮮な卵よりも中身は軽くなって、水に
浮くようになります。
黄身と白身が混ざっている、異臭がする、振って音がする、更に水に浮く、
という卵は、とても食べられる状態ではありませんね。
まず見た目や臭いで、「これは食べられないな」と直感で思ったら、
迷わず処分するのが正解です。
まとめ
今回の記事では、卵の賞味期限について、ご説明いたしました。
卵で食中毒になっておなかを壊したくない、あるいは実際におなかを壊したことが
あり、もう同じ思いはしたくない、など賞味期限が切れたら捨ててしまう方は
多いかと思います。
安心安全で食べたいのであれば、卵パックの賞味期限以内に食べ切りましょう。
きちんと加熱をすれば賞味期限が切れても、食べることはできます。
ただ、お腹が強くない人や、お腹を壊しやすい人は特に注意したいところです。
日本人にとって、卵は欠かせない存在です。
卵の賞味期限が切れてしまったら、ひとまず、卵を割って中身を確認しましょう。
卵の賞味期限や保存状態や調理方法など、知っておくと、賞味期限が切れて
しまっても慌てずにいられますね。
正しく保存して、適切な調理方法を知って、賞味期限と、上手に付き合って
いきましょう。