子育ての悩み!7歳の反抗期をどう乗り越える?!
子供の7歳反抗期をご存知ですか?
いわゆるイヤイヤ期と呼ばれる2歳前後の第一反抗期、思春期に現れる
第二反抗期については、よく知られていますよね。
しかし最近は7歳児、小学校低学年の反抗期にも悩まされる親が増えており、
その時期は7歳反抗期と呼ばれています。
子供の反抗期というのは、親にとってはとても大変なことですが、自我の
芽生えやアイデンティティの確立であり、子供の成長にはとても大切な時期です。
どの時期の反抗も子供の発達段階で通る一過性のものですので、親がどう対応
するかが大切になってきます。
今回は、7歳が反抗する理由と、反抗期を乗り切るポイントなどについてご紹介
します。
7歳が反抗する理由とは?!
ここでは、7歳が反抗する理由をいくつかあげてみたいと思います。
- 自立を目指す時期
7歳といえば、小学校低学年。
幼稚園時代と違って、親がいつも関わってくることへ、反発してしまう時期です。
例えば、幼稚園の頃は、毎日親が送り迎えをし、公園に行く時、お友達と遊ぶとき、
ずっとママと一緒だったはずです。
それが小学校に行くようになると、友達の家に行くのにも「ママはついてこないで!」
と言って一人で行こうとしたり、「自分でできる!」とママが手伝ったり、
世話を焼こうとするのを嫌がったりしだします。
子供からすれば、「もう自分は一人でできるんだ!」という自信や「親の手から
離れて自由になりたい!」という気持ちの表れなのです。
- 友達と協力しあって行動する中での葛藤
小学校に入学すると、集団生活の中で友達や仲間と協力し合って何かを達成
するということを覚えていきます。
しかし、子供にとっては、初めてのことですので最初から思うようには
いかないのが現実です。
集団生活の中で、試行錯誤や葛藤があり、低学年の子供は初めての経験に
ストレスが貯まりがちです。
そこで、その不安な気持ち、もやもやした気持ちを親にぶつけてくるのが
この時期なのです。
親はどんな自分も受け止めてくれる、そういう信頼する心があるからこそ、
そういった行動にでてしまうのです。
- 物事への思い込み
小学校へ入学すると、それまでとは違って、親から離れて行動する機会が
とても増えます。
様々な体験をすることで、多くの言葉を覚えていき、表現力も高まっていきます。
しかし、それはまだ自己中心で、思い込みの部分が多いのが7歳です。
そこで親が違う意見や見方を伝えても、自分の中の考えが正しいと子供は思い
込んでしまい、親に言い返してしまうことがあるのです。
7歳反抗期を乗り越えるポイントをご紹介!
ここでは、7歳反抗期をどう乗り越えたらいいのかをご紹介したいと思います。
- 子供との距離を再確認しよう
子供は徐々に自立をしていきますし、親はその自立を応援してあげたいし、
促したいですよね。
しかし、幼稚園を卒園して間もない小学一年生の子供に急に、「小学生に
なったんだからしっかりしなさい!自分のことは自分でしなさい!」といきなり
任せてしまったのではうまく行きません。
とくに入学したての頃は、子供は新しい環境にとまどい、不安を覚え、家庭を
心のよりどころ、安心できる場所にしたいはずです。
ですから、新しい環境に慣れるまでは、幼稚園の頃よりもむしろ、子どもとの
距離を縮めるくらいのほうが好ましいです。
学校の様子や友達の話など、親が目にする機会が減るからこそ、子供の話を
しっかり聞いてあげましょう。
しっかり子供のことを引き寄せ、距離を縮めておくことで、安心して子供は
親からゆっくりと離れて行けるようになるはずです。
- 子供を突き放す言葉はNG!!
子供が反抗してきたら、親はついつい「じゃあもう勝手にしなさい!」
「好きにすればいい!!」と、言いたくなってしまいますよね。
しかし、子供に対して突き放すようなことを言うのはNGです!
親子の間に溝ができ、大好きなママに突き放されてしまったと感じた子供は、
不安やストレスを受け止めてもらえるところが無くなってしまいます。
親のことが信頼できなくなってしまうと、社会への不信感にもつながって
しまうでしょう。
イライラして、ついついひどいことを言ってしまいがちですが、くれぐれも
怒りにまかせて突き放すようなことをいうのはやめましょう。
まとめ
7歳の子供というのは、小学校入学という大きな環境の変化、新しい一歩を
踏み出す人生の節目の時期です。
大きな不安、ストレスが子供にかかっていることを親は十分理解してあげる
ことが大切です。
反抗的な態度をとるのも、成長の過程だと大きな気持ちで見守りながら7歳
の自立を促してあげましょう。